搬送することだけが仕事ではない 現場で私たちが下した一つの判断

ご本人にとって最善の選択を第一に考えた現場での出来事

昨日の現場での出来事です

私たちは日頃から
スタッフとともに「行き届いたサービスをご提供する」
という想いを胸に、一件一件の運行に努めています

町田市民病院へ予約の電話を入れたものの紹介状が必要だったため
一度近くのクリニックを受診したいとのご予約をいただきました

スタッフが担当し、そろそろ出発した頃に一本の電話が入りました

「かなりお苦しそうで、ご自宅のベッドから車への移乗が難しい状況です」

私は5分ほどで駆けつけられる場所にいたため
すぐに現場へ向かいました

到着すると、ご高齢のご主人がお迎えくださり
ベッドにはご高齢の奥様がとてもつらそうな表情で
横になっておられました

スタッフと状況や車までの動線を再確認し
まずは担架を敷いて搬送できるか検討しました

しかし、痛みが非常に強く
身体に触れることすら難しい状態でした

さらに、3日間トイレへ行くことも困難な状況であることを確認し
私はすぐに判断しました

ご家族へ、

「救急車で搬送するレベルです 今すぐ119番へお電話してください」

とお伝えし、今回は搬送しないという決断をいたしました

私どもは民間救急の指定事業者として
定期的に救急救命講習を受講しております

現場の状況から判断し
近くのクリニックへお連れするよりも、救急隊へ引き継ぎ
救急外来のある病院で迅速な対応を受けていただくことが
ご本人にとって最善だと判断しました

私たちの仕事は、ご本人をご自宅から車へお乗せし
ご希望の病院まで安全に搬送することです

しかし、ご家族からご依頼いただいた病院へお連れすることだけが仕事ではありません

状況によっては、ご本人にとって最善の選択をご提案し
ご家族へ判断を促すことも、私たちの大切な責任だと考えています

今回のケースは、私たちが搬送するよりも
救急隊による迅速な対応が最善と判断した事例でした

状況によって対応は異なりますが
これからもご本人の痛みや苦しみに寄り添い
常に最善の選択を第一に考えながら
必要に応じて救急隊や医療機関とも連携し
ご負担の少ない方法をご提案してまいります

「行き届いたサービス」とは、搬送することだけではありません

これからもTrip☆Care.は
ご本人にとって本当に必要な支援とは何かを考え
一つひとつの現場に真摯に向き合ってまいります

町田消防署に救急車がスタンバイしている様子

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